建築現場仮囲いの中の面白人間模様 その1

初めまして、私は67歳のオヤジです。
現在 、吉祥寺YAKISOBA四季 という焼きそば専門店を経営しています。

昨年の3月までは、35年間建築関係の職人として従事していました。

皆さんご存知のように建築現場は、スチール製の仮囲いで中の様子は、なかなか伺い知ることができませんが、けっこう面白い世界なんです。
そこで今回から10回にわたり(面白ネタ)を紹介したいと思います。

まず1回目は、現場のアンちゃん達の話です。

彼等の多くは、その昔は学校ではルール無視のアウトローで、夜な夜なバイクや車高短でヤンチャしてた連中です。
街を歩いているときは、地面を引き摺るようなニッカ(作業ズボン)を履いて闊歩しているので、近寄りがたい雰囲気を醸し出しているので、特に女性のかたは目を会わせたくないと思います。

しかし彼等の多くは、現場内では、以外に真面目で上下関係をしっかり守り、挨拶等ちゃんとやる連中で、私の経験では、あちこちブラブラしているフリーター等よりはるかに責任感があり、ヤル気もあるんです。ですから、そのような経歴のある連中こそ信頼していました。

更に驚くことに、現場内ではルール遵守の精神がし、っかりあり、仮に後輩がルール違反すると大声で
「てめぇこの野郎! 危ねぇだろう‼ ちゃんとルール守れこのタコ!!!」
等と怒鳴ったりしています。

職長(親方)の作業打合せ会等でも、現場内でルール違反者を見つけたので「現場から退場させろ! 俺も学校ではルール違反で退学させられたんだ、ルール守れ無い奴は学校だろうと、現場だろうと皆な退場だァ! それが社会の常識だ‼」
と監督に注文するんです。

人は変われば変わるものなんです。